名古屋市昭和区の心理支援に特化した児童発達支援・放課後等デイサービス

専門療育について

ABA(応用行動分析)について

ABA(Applied Behavior Analysis:応用行動分析)は、人の行動と環境との関係を科学的に分析し、望ましい行動を増やし、生活上の困難につながる行動を減らしていく支援方法です。

行動には必ず理由があります。ABAでは、「なぜその行動が起きたのか」を客観的に分析し、行動の前後の環境や関わり方を調整することで、子どもが成功体験を積み重ねられるよう支援します。

例えば、

  • 指示が理解しづらい
  • 集団活動に参加しにくい
  • 自分の気持ちを言葉で伝えられない
  • 学習や生活習慣の定着が難しい

といった課題に対して、スモールステップで目標を設定し、成功しやすい環境を整えながら支援を行います。

ABAは世界的にも研究蓄積が多く、自閉スペクトラム症をはじめとした発達支援の分野で、科学的根拠(エビデンス)の高い支援方法の一つとして広く活用されています。

一方で、近年では単に行動を教えるだけでなく、子どもの主体性や社会性、感情面の発達も重視する考え方へと発展しています。

DIR/Floortime(DIRフロアタイム)について

DIR/Floortimeは、アメリカの精神科医スタンリー・グリーンスパン博士らによって提唱された発達支援モデルです。

DIRとは、

  • D:Developmental(発達段階)
  • I:Individual Differences(個々の特性)
  • R:Relationship-Based(関係性)

を意味します。

DIRでは、「行動そのもの」だけでなく、その背景にある感情や発達段階、人との関係性に注目します。

子どもが興味を持っている遊びや活動に大人が参加し、楽しいやり取りを積み重ねながら、

  • 感情の共有
  • コミュニケーション
  • 問題解決能力
  • 自己調整力
  • 対人関係能力

などの発達を促していきます。

特に、自閉スペクトラム症の子どもにみられる「人とのやり取りの難しさ」や「感情表現の難しさ」に対して、関係性を基盤とした支援を行うことが特徴です。

DIR/Floortimeでは、「子どもが何をできるか」だけでなく、「子どもがどのように感じ、どのように人とつながるか」を大切にしています。

にじのそらの療育 ― 心理支援を基盤とした統合的アプローチ

にじのそらでは、ABA(応用行動分析)の科学的な支援と、DIR/Floortimeの発達・関係性を重視する考え方を統合した療育を行っています。

近年の発達支援では、ABAと発達理論を融合したNDBI(Naturalistic Developmental Behavioral Interventions:自然主義的発達行動介入)が注目されています。

NDBIは、子どもが本来持つ興味や主体性を大切にしながら、日常の遊びやコミュニケーションの中で発達を促していく支援方法です。

従来のABAが持つ

  • 科学的な評価
  • 行動分析
  • 目標設定
  • スキル獲得支援

と、

DIR/Floortimeが重視する

  • 発達段階の理解
  • 感情の共有
  • 関係性の構築
  • 主体的な学び

を統合した考え方として、世界的にも研究が進められています。

にじのそらでは、特定の療法に限定するのではなく、一人ひとりの発達特性や心理状態を丁寧にアセスメントし、その子に最も適した支援を組み立てます。

私たちが大切にしているのは、「行動」だけを見るのではなく、その背景にある発達や感情、認知の特性を理解することです。

例えば、

  • 友達との関係がうまくいかない
  • 学校生活に不安がある
  • 感情のコントロールが難しい
  • 学習への苦手さがある
  • 将来への見通しが持ちにくい

といった課題に対しても、心理学的な視点から原因や背景を整理し、具体的な支援につなげていきます。

にじのそらは、臨床心理士・公認心理師による心理支援を基盤としながら、ABA、発達心理学、認知行動的アプローチなどの知見を活用し、幼児期から思春期までを見据えた支援を行います。

「できることを増やすこと」と「その子らしく生きること」。

その両方を大切にしながら、子どもとご家族の成長を支えていきます。


個室と広い支援室を活かした療育

にじのそらでは、お子さまの課題や目標に合わせて、個室の発達支援室と広い発達支援室を使い分けています。

個室の発達支援室では、心理師がお子さまと1対1で向き合い、コミュニケーションや学習、生活スキルなどを丁寧に支援します。ABA(応用行動分析)の考え方を活用しながら、一人ひとりの課題に応じた個別療育を行います。

広い発達支援室では、遊びや活動を通して、人との関わりや社会性、主体性を育む支援を行います。NDBI(自然発達行動介入)やDIR/Floortimeの考え方を取り入れ、お子さまの興味や「やってみたい」という気持ちを大切にしながら発達を促します。

にじのそらでは、「できることを増やすこと」と「人と関わる力を育てること」の両方を大切にしています。

そのため、ABA・NDBI・DIR/Floortimeなどの考え方を柔軟に組み合わせながら、お子さま一人ひとりに合わせた支援を提供しています。